トレーニングを始めてもなかなか変化がない、効果がでない、続かないフィットネスクラブに入会してもどうしたらいいか分からない、などのお悩みをお持ちの皆様に「カラダ作りが上手くいく7つの習慣」をテーマにフィットネス業界の第一線でご活躍されているパーソナルトレーナーから、特別にトレーニングのポイントを教えてもらいます。
今後のフィットネスライフに最大限活用ください。
対談者:(有)Wellness Sports 齊藤邦秀さん
略歴
20歳でパーソナルトレーナーを志し上京。大学でスポーツ医科学を学ぶ。その後は世界レベルのアスリートからモデル、一般の方まで幅広く指導を行う。その豊富な指導経験から、若くして独自のパーソナルトレーナースタイルを確立する。
パーソナルトレーナー界を牽引する第一人者的存在である。
2006年には(有)Wellness Sportsを立ち上げ、パーソナルトレーナーなどの人材育成やプログラム開発を手がける。
齊藤さんの一言 : 「老若男女問わず運動を通じて、“あなたにあったちょうどいい"を提案していきたい」
オフィシャルHP : http://www.wellness-sports.jp


今回は雑誌やメディアでも大活躍のカリスマパーソナルトレーナーの齊藤邦秀さんに、
「身体作りが上手くいく7つの習慣:ライフスタイル編」について、お伺いしたいと思います。
| 山本 |
: |
今回は実際のトレーニング法だけでなく、トレーニングに対する考え方や、心の持ち方についてお伺いしたいと思います。 |
| 齊藤さん |
: |
トレーニングは目的をハッキリさせることが大切です。しかし目標が定まらない・明確でない方が多いと思います。 |
| 山本 |
: |
確かに、私も指導の現場でトレーニング相談を受けるとき、目的がハッキリせず、闇雲にトレーニングしている方が多いと思います。
では、どのようにしたら目的・目標がハッキリ明確になるのでしょうか? |
| 齊藤さん |
: |
それは自分にとってのQ・O・L(クオリティーオブライフ)を知ることです。自分が普段なにをしたら楽しいか、うれしいか、どんな人間になりたいか、どんな生活を送りたいかを知ることが大切です。それには、紙に書いたり、人と話をしたり、またはパーソナルトレーナーに相談することで、徐々に明確になっていきます。 |
習慣1「自分にとってのQ・O・Lを知る」
| 山本 |
: |
なるほど、確かに人と話をしたり紙に書いたりすることで、今まで見えなかったことが明確になりますよね。では次にすべきは何でしょう。 |
| 齊藤さん |
: |
はい、目的が明確になったら現状と照らし合わせて、目標との差を見極める必要があります。それは身体のことはもちろん心の状態も知ることで、よりトレーニング計画が立てやすくなります。 |
習慣2「現状の把握」
| 山本 |
: |
そうですよね、実際にトレーニングプログラムを組むとき、現状把握が出来ていないと遠回りになるどころか、目標とは全然違う方向に向かってしまうことがありますね。 |
| 齊藤さん |
: |
そして3つ目は身体との対話だと思います。通常はフィットネスクラブ等で指導を受けるとき、指導者のフォームを真似したりして、ストレッチや筋トレをするのですが、これでは本当に伸びているか、効いているのか分かりません。ですから、今はどこを伸ばしているとか、どこに刺激を与えているか、などを自分に問いかける必要があります。
呼吸一つにしても、意識するか無意識かで断然差がでますよね。 |
習慣3「体との対話」
| 山本 |
: |
僕も指導の現場でよく見かけますが、ただ形をまねれば良いと言う訳ではなく、意識と動作が関連していなければなりませんよね。ちなみにどのくらいで体との対話が出来るようになりますか? |
| 齊藤さん |
: |
早い人で1年くらいでしょうか。長く感じるかもしれませんが、自分のペースで続けてみてください。 |
| 山本 |
: |
そうですね、続けることが大切ですよね。トレーニング=継続の練習と言うくらいですから。では、4つ目は? |
| 齊藤さん |
: |
今の話に出ましたが、4つ目は継続です。ただし、完璧を求めず7〜8割でOKです。なぜなら完璧にやろうと思うと、ちょっとしたつまずきでトレーニングを放棄してしまったり、それ自体が心の負担になり、目標を達成することよりも完璧にこなすことが重要になってしまう恐れがあるからです。 |
| 山本 |
: |
そういう方多いですよね。おっしゃる通り7〜8割くらいで、そこそこやっている人の方が、楽に目標達成していますね。 |
| 齊藤さん |
: |
そうなんです。完璧を求めるあまりトレーニングを放棄し、行動のリバウンドを起こしやすいので、結局遠回りなのです。 |
習慣4「完璧を求めない、7〜8割でよい」
| 山本 |
: |
行動のリバウンドはトレーナーとして一番気をつけたいところですね。さて、5番目は? |
| 齊藤さん |
: |
トレーニングの結果についてですが、短期間で考えるよりも比較的長期間で計画した方が上手くいくことが多いですね。それは、ダイエットにしても筋力アップにしても、自分の体との対話(習慣3)が上手く出来なければ、なかなか効果が出ないことからも言えることで、体との対話には個人差はあるものの最低1年はかかるからです。つまり、短期間で詰め込んでも、体との対話が上手くいかないと、また振り出しに戻ってしまい、元々の状態よりも悪化する可能性すらあります。 |
| 山本 |
: |
短期で詰め込むよりも、長期で体との対話を大切にしながら、着実に進めていくのですね。 |
| 齊藤さん |
: |
そうです。じっくりあせらず取り組みましょう。 |
習慣5「短期間でなく長期間で効果を狙う」
| 山本 |
: |
ここまでは、トレーニングに直接関係あるようなことでしたが、他にはありますでしょうか。 |
| 齊藤さん |
: |
トレーニングは継続により効果が出るものです、それには周囲の協力と環境の整備が不可欠です。例えば、ダイエットしたいのに飲みに誘われるとか、家の近くにジムがないなど。こんな場合は周囲に自分の目標を宣言したり、自宅でなく会社近くのジムを探すなど、色々方法はあります。 |
| 山本 |
: |
周囲の協力なくして、トレーニングは成り立ちませんよね。 |
| 齊藤さん |
: |
そうです。むしろ、周りに応援してもらうくらいの熱い気持ちで取り組んで欲しいですね。 |
習慣6「周囲の協力や環境を整える」
| 山本 |
: |
では最後、7つ目の習慣です。 |
| 齊藤さん |
: |
ずばり、自分を好きになることです!トレーニングは今の自分を未来の自分に変える作業です。そして、それはいきなり手に入るものではなく、その過程で徐々に培われていくものなのです。 |
| 山本 |
: |
来ました!そうですよね。トレーニングって続ける過程に価値があり、楽しみがありますよね。 |
| 齊藤さん |
: |
トレーニングを始めると体や心の変化、色々な出来事が起きます。むしろ、今まで見えなかったものが見えてくるのです。トレーニングによって新しい自分が開けるのです。 |
習慣7「自分を好きになる」
| 山本 |
: |
なるほど、新しい自分との出会い感動ですね。そうすると、トレーニングに対する考えも変わってきますね。
しかし、最近はメディア等で様々な情報が氾濫し、トレーニングをされる方々は本当に正しい方法で運動しているか不安になりますね。 |
| 齊藤さん |
: |
まさにそれが問題です。ですから、一人で不安なまま運動するよりもフィットネスクラブに入会したり、トレーナーにアドバイスをしてもらったりして、正しい知識を得ることが大切です。 |
| 山本 |
: |
ありがとうございます。 |
対談後記
齊藤さんは、パーソナルトレーナー業界を切り開くパイオニアとも言うべき存在だと感じました。これまで、多くのパーソナルトレーナーに出会ってきましたが、良いパーソナルトレーナーだなと感じる時は、共通して「先に進む能力」を兼ね備えた方が多いと思います。齊藤さんはまさにピッタリと言った感じで、今後の活躍に目が話せませんね。
フィットネスゲート企画室 山本圭一